がらんどう タイトル
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五月の展覧会のご案内
2005年5月14日(土)〜5月29日(日)まで
午前10時〜午後6時(会期中無休)

杉本健吉 水彩・墨彩・版画・陶板 洋画、日本画といった概念を越え、独特の芸術観を持つ日本洋画界の重鎮。 2004年2月、多くの人に惜しまれ、98歳で逝去されました。 愛知県知多郡美浜町に「杉本美術館」がある。
三岸節子 版画 日本を代表する女性画家三岸節子は、明治38年愛知県に生まれる。70余年の長い画業のなかで、その芸術を着実に成熟・進化させ、創造性と美しいマチエール(絵肌)。画面の底から輝き出す色彩と匂い立つ抒情。「花より花らしく」描かれた三岸節子の絵画は、女性ならではの優しさとともに強さを兼ね備えている。
北川民次 版画 画家北川民次は1925年から1933年までメキシコ野外美術学校で思春期の美術教育を実践しました。世界の美術教育は思春期の表現の危機を乗り越えることができず、個人の表現力が衰退してゆく壁を越えることが出来ませんでした。北川民次はメキシコで独創的な理論と実践でその壁を超えることに成功しました。そのメキシコの子どもたちの作品はスペイン・フランス・ドイツ・イギリスなどで展覧会が開催され、ピカソ・マチス・藤田嗣冶などヨーロッパの芸術家たちから絶賛を受けました。
須田剋太 グワッシュ 須田剋太と云う画家は、1980年代に週刊朝日連載 「街道をゆく」の挿絵画家として著名を極め、その男くさい豪快なエスプリには私も当然興味を持ったが、如何せん松本竣介、野田英夫を巡る人間画家群の描く、どちらかと謂えば静謐な画趣とは凡そ違う山脈と覚え、近現代の異色画家であり乍ら当館収蔵は僅かグワッシュの抽象作品一点だけであった。
桜井陽司 油彩 **
入江泰吉 ガラス絵 誰よりも大和路を愛した写真家   入江泰吉(1905〜1992)Taikichi Irie  「初心、忘るべからず」が座右の銘である入江泰吉は、一途に大和路撮影に打ち込んだ。親友の画家・杉本健吉氏がシルクロードなど海外取材をすすめても断ったという。
荻 太郎 素描 1915年愛知県北設楽郡稲武町に生まれ、1939年に東京美術学校(現:東京芸術大学)油画科を卒業しました。同年に新制作協会展で新作家賞を受賞するなど、新制作協会を中心に制作出品しています。人物表現を追求する荻は、「生きる悦び、苦しみ、歴史、家族、愛、死」といった人間の運命的なテーマを象徴的に描き続けてきました。人間の根源に迫るその厳しくもあたたかな視線は、見るものに深く語りかけてきます。

ギャラリーがらんどう  安城市住吉町3-10-36   TEL&FAX 0566-98-2200
更新日 2005年06月03日